「Skype用ヘッドセットの話」
Skypeと言う便利な通話アプリケーションが登場して以来。何人ものユーザーが困惑してきたのが、どの様なマイク・ヘッドセットを使うか? である。
私は、バージョン1か2からSkypeを使い続けているが。正直これと言った正解はない。ただし、
問題点は過去も現在もたった一つだ。すなわちマイクの感度、そして自分の声が相手に十分な音量で伝わるかどうかだ。
意外なことに、例えば通信販売のレビューなどを見てもPC向けゲーミングヘッドセットについてヘッドフォンとしての音についての言及は多いが、肝心のマイクの性能については全く触れられていない。おそらく問題なく使えているのか、マイクを必要としていない心理的にも物理的にも友情的にもソロなプレイヤーが多いということだろうか。だとすれば、寂しいことこの上ない。
話を戻そう。PC用ヘッドセットは今は二つのピン方式が採用されている。PC本体によっては片方しか採用されていない。まずは従来型の3.5mmヘッドフォン端子と3.5mmマイク端子に繋ぐタイプ。こちらは、ヤマダ電機に行くとすればPCサプライのコーナーに良く置かれている。バッファローやエレコムと言ったパソコン周辺機器メーカーの商品も多い。堅実に通話を楽しみたいなら、こちらのタイプの製品の方がこなれていると考えて良い。ただし、
購入前にPC正面や側面、背面に端子があることをチェックしてから買おう。
もう一方は、スマートフォンやPS4などのゲーム機が対応する
3.5mm4極プラグに対応するマイク付きイヤフォンや、ヘッドセットである。これは、一つのヘッドフォン・マイク端子に接続するタイプだ。ピンの溝が三つ付いていることが特徴となる。特に
プレイステーション4のコントローラーにこの端子があり、ボイスチャット・没入感を高めるためのサウンドを提供する。
また、タブレットPC対応を謳うものも多い。PS4/タブレットPC(実際はandroidタブレットやiPad向けなのだろうが)向けに新興メーカーが3.5mm4極ヘッドセットを販売する例も増えてきた。
そこで起こるのが、
またもやマイクトラブルである。実際、筆者の友人がこの手のPS4/タブレットPC向けヘッドセットをPCに挿入したところ、必要なマイクの感度と音量を全く得られなかった。近く返品の予定とのことである。
Skype用のヘッドセットかつ、ゲーミングヘッドセットとしては、
ゼンハイザーを推す。多少高いがハズレはない。マイクの感度、音量ともに良好で、堅実な作りは長期に渡って安全に使えることを示す。
ちなみに、私が使っているのはモデル
GSP-300(商品詳細は
こちら)は従来向けの二股3.5mmジャックと4極プラグのコネクターがついているので、どちらの場合も安心だ。
Amazon価格では、ギリギリ一万円を切っている様な高級品だが。PC専門店に行けばもうちょっと安く買える。ちなみに、この手の製品でフリマアプリを使うのは自殺行為なのでやめた方がいい。
ゲーミングにこだわらなければ、確実な音量を相手に届けるヘッドセットを購入することは、さほど困難ではない。980円程度のものでも十分確実に声を相手に送ることができる。