Diary......april 2005
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2005/04/25 title = 勘違いをして相手を傷つけること
 いつだってそうなのだが、人間は勘違いしながら生きて行くものである。そして、ある日勘違いの余り、他人を傷つけてしまうのだ。その好例をまさか自分がやってしまうとは、夢にも思っていなかった。懺悔の意味を含め、記録として残す。

■私の前提条件
1.相手から疎まれていると言う推測。
2.顔をあわせる事が少ないので、偶に会った時に話しかけるが迷惑そうだ。

 この二つの推測と思い込み? によって、必要以上の事は極力喋らないことにしていた。当然、相手を友人と思っているから趣味の話だとかあれがどうだのこうだの… と言った話をするが相手の表情の動向に絶えず気を付けた。

 幸い、相手は大抵嫌そうな顔をしていない。しかし、これ幸いとペラペラと喋っていてはいては相手の今後消化すべき予定などを阻害してしまうかも知れない。前提条件として若干疎まれていると推測している以上、こちらがどんな感情を持っていたとして、それを表現しても一層疎まれるのは必至である。
 ならば、こちらも頑張って上手くコミュニケーションの取れている状態 (表情、仕草、話題、身振り手振り、表すべき感情) を維持しなければならない。それがベストだと信じていたのだ。しかし、当然どんな時もその状態でいることは難しい。疲れていたり、落ち込んでいる時まで人は笑っていられないのだ。

 その辺りが相手にどうやらばれてしまったらしく、相手も考えたらしい。結果今まで以上に、疎遠な友人付き合いとなってゆく。こちらはそうとは全く気づかずに、失敗した、何が悪かったのだろう? と落ち込む。

 そこで、ストレートに相手に聞けばよかろうものを全く聞かず今まで通りの方針を貫く。これが十代なら、すぐに相手に聞いていたのだろうが。年はこれだから取りたくない。

 そして、とうとう我慢できなくなり。
 この間、友人にメールを打った。「正直スマンかった」 と。
 ほどなく、相手から返事が返ってきて、ようやく相手が私に対して気を遣っていてくれていたことが分かったのだ。

 なんてことだ。無神経だったのは自分じゃないか。
 私の文が、どれだけ相手の心を抉っただろう。悔やんでも、悔やみきれぬ。
 返信を読みながら、私は笑った。俺はばかだ、そうつぶやいて笑った。

 相手は、私の態度に驚き傷つき。
 私はやっと、私の愚かさを知った。私が態度を作っている事に相手は傷ついていたのではないか? その時点で、私はとんでもない傷を相手に刻み付けている。そんな事も考えずによくこう言えたものであった。


 ここまで書いて。私は、どうしようもなく寂しさと悲しさを覚えた。
 一人で生まれて、一人で死ぬ。そういう言葉を思い出す。特に意味はない、何となく思いだした言葉が、変にとてつもなく、重い響きを持っているように思えるだけ。で。


2005/04/20 title = 買い物考
 やっと給与が出たので、はりきって無駄な投資をしないように買い物に出た。この日の買い物はおおよそ以下の通りである。

1.某サイトで紹介されていた1200円のハードカバー本、スノードーム。
2.ちんまりとしたSDカードからの脱却を目指して、コンパクトフラッシュ
3.そんなSDやらCFを読み書きする内蔵型マルチカードライター

 この三つだけを買う予定で、合計金額も決して8000円を超えないようにしようと考えていた。予め、価格を調査して、無駄遣いしないように…

 しかし、私は、私自身を裏切ってしまった。
 買ってしまった、魔性の者達はおおよそ次のようなものであった。

1.ハードカバー本、スノードーム。1200円 [想定内]
2.↑の本と同じ作者が書いたハードカバーを立ち読み買い。『青空のむこう』[同価格、想定外]
3.本当は128MBのもので良かったが、在庫がなかったので512MBのCFを購入。[想定外]
4.マルチカードライター [4000円弱、十分想定範囲内]
5.前に買った「おいしいコーヒーのいれかた」シリーズ三冊 [想定と言うか、思いもしなかった]

 掛かった値段が全部で12000円弱。
 悔しいところだが、敗北から人は学ばなければならない。今回の戦訓は以下の通りである。よろしければ貴方も参考にしてみるといいかもしれない。

1.在庫状況を店舗に確認。またPC関連製品は店舗によって通販価格とは大きく異なる場合も多い。予め確認しておくと尚よいだろう。

2.買う本について、また作者について十分リサーチしないとうっかり立ち読みした挙句、余計に買ってしまったり、表紙買いしたりする可能性が高い。それが、趣味に合う分には問題ないが、もし表紙買いで趣味と会わない内容 (おもしろさも含め) の場合。貴方は冷静にその本を読むことができるだろうか? ビリビリにやぶったり、クレームを装って返品に走らないだろうか?

3.自分の買い物属性を正しく判断しなければならない。今回の例では、仕事柄どうしてもITに走っている私だが、実は 「根っからの読書好き属性」 と言う点を見逃し、且つPC関連用品よりも先にゆっくりと駅前の紀伊国屋に走ったのが最大の敗因である。
 普段抑制している趣味ほど、いざ目の前にそれらが転がっているとき三大欲求よりも貪欲に求めてしまう辺り、人間とはかくも恐ろしいものだと思わないだろうか。

 ちなみに、今回唯一の収穫は表紙買いした アレックス・シアラー著の「青空のむこう」が想像以上に面白かったことだろう。


2005/04/17 title = ここ最近の出来事
 また何かの発作でも起こったかのように色々な掌編を書きたくなる。長編を書いていると関係の無い話を書きたくなるので、おそらく今回もそうであろうと推測する。会社で顧客より珍妙な問い合わせを受ける。やはり、春だからか。

 札幌もようやく雪解けを得た。先日より自転車にて通勤。経路は去年から全く変わっていないので当然見える風景も変わらない。過ぎ去った高校時代の通学路の風景は良かった… などと懐かしんでみる。今度そこまで写真を取りに行こうと心に決め、少し笑う。

 ここ暫く遠出していないので、些かストレスが溜まっている。大抵が日帰りの旅となるが今年は一泊する程度の旅行に行きたいと思う。久しぶりに北海道を出て首都圏まで出かけ何となく一泊し、飛行機で帰ってくるのも面白そうだ。
 但し、問題としては目的がないことと、首都圏の水は体に合わないと言う事。

 現在、創作休憩所創作雑記拡充(拡充後は創作簡易FAQに変更を予定)の為、過去あった掲示板の書き込みを編纂・資料化を急いでいる。又、友人である近藤 みのるとの企画であるプロペラ都市プロジェクトも進行している。既に本格的な制作段階まで進んでいるので、夏までには具体的な作品としていくつかの物を公開できるだろう。又、六月までを目処に延期を重ねて来た『眠らない願い』の公開を行い、同時に去年やや空振りに終わった企画である 『夏の大更新フェスタ』 を今度こそ成功させたいと考えている。

 なんにせよ、未だ書く意欲は充分で、送り出す弾丸は沢山あるという事を何となくアピールしたい今日この頃である。


2005/04/13 title = 文章のリハビリ中
 書きたくなったのはいいのだが、今度は自分の文章と言う物がどういうものだったかが良く思い出せなくなっている事に気づく。暫くの間、すっかり一読者になってしまった私が再び筆を取る。ところが、伝えたいことの半分も文章に出来ないとは情けない事である。

 今日も、朝から色々書いては消し、書いては消しを繰り返す。何を書きたいかが分かりきっているのに一応の満足すら満たせない稚拙な文章ばかりを生産してしまう。
 あたかも、それが私が書ける精一杯のであるかのように。私を挑発しているようにも思えた。どうした? 貴様は遂に表現力すら失ったのか。書いてみろ、読む人間に感動や風景を思い起こさせてみろ、お前ならある程度は書けるはずだ。

 さぁ、早く! 早く!

 歯がゆさで、苛ついてしまう。作りかけていた文章を勢い良く破棄する。何故だ。

 ここまで書いていて何となく分かった。何時からか、作品として書く文章に口語調が溢れ、逆に従来の私の文章が、日記にシフトしているのではないか?
 余りにもギャップが激しいので、まずは小説でも読みながら自分の文章リハビリから始めたい。


2005/04/07 title = 書きたくなったので更新再開
 物を書く原点ってなんだ?
 必要とされない自分の存在価値や、自己存在の肯定。

 そんなことも、そんな悩みも。それら全ての答え。自分が物を書いて、藤 秋人と言う唯一他人に譲れない駄文書きとしての自己と存在意義だった。もう、笑うしかないけれどそんな単純なことだった。あれこれと迂遠な理屈に率先して嵌って行き、そう、言うならば重油の海でおぼれていた。
 こんなに簡単で、辛い事だって言うのに。見失って見当違いの方向に向かって祈ってた。それこそメッカと正反対の方向へ向かって跪くムスリムのように。分かってしまって笑いも泣き声も出やしない。ただ、ゆっくりでもいいから書きたい。書き続けたい。

 一番最初に伝えたい思いが燃え出したのだと思う。人間には誰かに伝えなければ張り裂けそうになる思いがたった一つだけあって、それは形を変えながら何らかの手段を以って世界に拡散する。その為に人間は命を燃やす、削る、時に捨ててしまうこともある。

 今にも灰になってしまいそうな高温を帯びた心の震えが書け! 書け! 命じてはいないだろうか。朝が訪れるたび、矛盾している筈の思い出に涙が出なかっただろうか。遠い昔、遠い未来。心が震える音に耳を傾け、全力を以って文章にする。

 それが、物書きだけに許された世界との邂逅。
 それは、物書きだけが味わう千年の慟哭。
 そして、物書きがペンを走らせ駆け抜けるどこまでも純粋な感情。

 いつの間にか、押し潰されてしまった。内から湧き出る思いを、無意識の内に否定していたのだろう。そして、つぶれてしまった。今も、どこかで、僕の中にある別世界。歓喜と、慟哭と、悲哀や快楽に満ち。平和で地獄で、愛に溢れ、鬼畜が闊歩する、最も私が愛し憎んでいる世界よ。

 ただいま。


2005/04/02 title = エラー002 管理人は憂鬱か、執筆が追いつかず更新することが出来ません。又は、世界の修正力により死亡しているか、遂に現在の業務ストレスに耐え切れなくなった可能性があります。
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