Diary......january 2005
管理人の主な行事→特になし
今月の更新予定→ 眠らない願い公開

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2005/01/31 title = 二月は忙しくなる
 何が忙しいかと言えば、主にサイト関連でより一層忙しくなると言うことである。それは、今まで途絶えがちだった交流に精を出したり (仕事に慣れない所為か中々できなかった) 、創作休憩所に書かれてある通り、開設そろそろ一年と言うことで本格的に取り組んで行きたいと言うのもある。そんな理由で二月は大きな出発点になりそうな気配。

 プライベートな点で物を見るなら、満たしたい物欲は、あらかた満たしておいたので買い物に熱中するがあまり、外出したままで翌日午前零時を回るようなことも今後は少なくなるだろう。 (深夜まで営業しているディスカウントストアでウインドウショッピングが密かな趣味であったりもするため…)
 但し、本を読みたい、話を書きたいと言う溜まりに溜まって持て余し気味の欲望をこれから満たしに行こうと考えているのだから救いがたいことである。結局、人間欲望に傅く下僕に過ぎないと言うことだ。

 関係ない話だが、久しぶりに午前六時に起床することに成功した。これで一日の活動時間が延びる = 効率的な代謝体制が約束される = 数年で太り気味になった己を改善できる…
 そんな淡い願いを叶えるために、晩に執筆するのも翌日零時までに留めておこうと思う。だが、公開間際の二月三日だけは恐らく夜を徹しての推敲や確認に追われるのだろう。

 思えば、昔一回だけやってみようと真剣に脚本の元になる小説を執筆した時以来である。こんなにも熱心に一つの作品に執着して執筆しているのは。


2005/01/28 title = 公開は二月四日に…
 つい最近の事だったか、珍しくテレビを見ていると一風変わったCMが流れていた。それは、ドラえもんが小児麻痺のワクチンを貧困国から先進国に至るまで接種させるWHOのプロジェクトがあと少しで完遂できる… そう力説しているCMであった。彼曰く、「あと少しでこの地球上から小児麻痺を無くしたい。」 「本当にあと少しなんですっ」 と必死に寄付の為のQ2番号を案内する、そんなものだった。

 だが、本当にもう少しなら何故ニュースにならないのか。
 それは、実際のところ数字の上では順調だが、事実としては未だ程遠いものであることを暗に示しているように思えてならない。つまり、まだまだという事だ。

 ところで、稚作 『眠らない願い』を本日公開する予定だったが、本当にあと少しのところまでの所で公開できず。

 正確に言うなら、まだHTML化と最終話の推敲が終わっていないので、来週公開と言うことになりますが。それだけに面白いものを公開しようと思っていますので、よろしくお願いします。


2005/01/24 title = 憶測。転じて予告
 一月二十八日朝までに、『眠らない願い』を公開する… と思う。


2005/01/20 title = ふと考えたこと
 日常の終わり、非日常との邂逅。ここ数日続けた家から会社←→会社から家の競歩によるタイムアタック。痛くなった足、少しだけ落ちた脚力。同僚や友人とのこと、実は本当は一人だけでも案外どうにかなるんじゃないか…

 張り裂けるような痛み。吐く息の白さ。鏡に映った自分。
 酷く軽薄そうで、嫌いなタイプの自分の顔。

 燃えるような夕日。誰かが何処かへ走ってゆく光景。どこにでもある十人並みの感動と共感。何も変わっていない世界と、全てが変わってしまった世界。恐らく変わらない自分。
 どこへ行っても自分と言うものが出てしまう悲劇。小さな人間性。

 紅茶の味。葉っぱから淹れる美味さ。既視感。
 砕けた骨とずたずたになった血管。口から思いっきり吸う息がやけに冷たく感じると言う夢。誰かにすがりついては温もりを得ようとする夢。いつか会った人になじられる夢。知り合いを忘れてしまう夢。

 想像の中で何かを徹底的に破壊して酔いしれている自分。認めたくない。強烈な渇望。のどの渇き。生臭い鉄の味。いつか味わったと叫ぶ。止めようの無い衝動だとか、それすら既視感に過ぎない。

 止めようのない眠気。眠らない願いの原稿のこと。突撃隣の晩御飯。そういえば、○○さんってどんな人だっけ? 確か毎日一回は会っているはずなのに。軽快な体=脳内物質(ドパミン)+体感感情(快または躁状態)。借りた本の改行の少なさ。粉雪。ロッテ雪見大福。うちのウサギのこと。


2005/01/15 title = 三連休の終わりに
 十三日から三連休だったのだが、悲しいことに最後の一日は会社に届け出て取ったものであったこと。それは、私自身と、会社。そして一部の友人だけが知っている。

 本来なら、今日は休みをとった理由に忠実に行動するつもりだった。それは、久方振りに中々会えない友人に会う為だった。ちなみに、約一ヶ月前に計画されたものであった為、こちらも念入りに休みを取ったのだ。何しろ、年次休暇の申請が間に合わなかったので (事後申告で適用になるのだろうか?) 無給のお休みである。
 つまり、勤務シフトが決まっている状態で社会人が休みを取るのはこう言うことであった。伊達と酔狂で休暇をとる訳にはいかない、学生とは一味ふた味ちがう意味を持つ。

 結論から言うと、先方の急用で潰れてしまったのであった。しかもこちらも共に赴く予定だった人間が風邪を召し不完全な状態で出向くことになっていたので、まぁ痛み分けと言えばそうかも知れない。

 しかし、去年の四月にも同様の理由で急にキャンセルとなったことを私は忘れてはいない。一人で踊らされたようで若干不満である。どうもそんなことが起こりそうな気がしていた。先方は繊細な御仁で。一応、有り得るとは踏んでいた訳で悲しいと同時に、落胆してしまった。一体私はどうして見込みのない投資を行ったのだろう… と言う自分に対しての落胆だった。

 突然、消失した目的。それは存外に私の精神を駆逐した。例えば、買い物に出かけたり図書館で本を読むと言った選択肢もあった。遠出して写真を撮っても良かった。しかし、無為に時は過ぎる。落胆を通り越し、一種の欝状態であったであろうことは容易に想像がついた。

 自分を慰めるために紅茶の葉を買った。エクストラダージリンとセイロン オレンジペコの二つであった。来週は給与が支給されるのでアールグレイとレディグレイを買おう。そう画策することでどうにか折り合いを付ける。それでも少しばかり不満が残るので、来週は美味しいコーヒー豆を売っている店を事前にリサーチ、グァテマラの豆でも買ってこようと思う。どこかで読んだことがあるのだが、曰くコーヒーは悪意を挽いて飲み込んでしまうそうだ。なら、殊更買いに行かねばならないと決意を新たにする。そう、来週はお茶を買いに行こう。

■全く蛇足だが、 「執筆中の眠らない願い」 は来週一応公開する予定を立てている。原稿段階にようやくシフトできそうだ。


2005/01/13 title = 昨日あったこと
〜あるかも知れないこんなやりとり〜
申し訳ありませんが、
現在ADSLモデムで内蔵電池搭載のものはありません。
コメント>確かにあっても良いような氣はするがね?
本編とは何の関連性もない、小さなやりとり。

 暗い、暗い部屋の中で小さな赤い点が見える。よくよく見ればそれは煙草の火でうっすらと紫煙がただよっているのが見えた。更にぼんやりと人影が見える。そいつは彼よりも幾ばくか細身で、レンズの小さな眼鏡がずり落ちると同時に、時々神経質にそうにずれを直す。椅子にでも掛けているのか、ゆったりと座ったそいつの名を超自我と言う。

「よりにもよって俺に語らせようと言うのか。良かろう、この身が再び虚ろと化すまでの幾ばくかの間。彼の現実と虚構を聞かせてやる。耳を塞げ、目を閉じろ。ありとあらゆる感覚を遮断して俺の話から目を背けるが良い」

 そいつは煙草を足元に落とすと、靴の踵でぐりぐりと揉み消した。途端、あつらえたようにスポットライトが付いた。照らされたそいつはまるで手品師のように立ち上がり仰々しく礼をする。演出過剰だ、そう抗議すると酷くつまらなそうに鼻を鳴らした。

 さて。そう呟いてそいつは切り出した。
 奴の退屈な日常が少しばかり変化したのは、退社時のことだ。
 日常の有象無象共を嫌悪する感情にいささか翳りがさした自称陰険かつ冷笑家な男は、同僚と何気ない話をしていてふと思った。同僚は酷く寒がりで、しかも空腹ときたもんだ。ちょうど、明日から休みだってことから頭の螺子 (ねじ) が少し緩んでたのかも知れん。
 兎も角、奴は寒がる同僚に告げた。「食事にでも行かないか? 」だったか? 否々、確か 「時間があればこれから…」 だな。何とも味気ない誘い文句だ、手前勝手な欲望の体現とも取れる反吐が出そうな日本語じゃあないか。

 ふむ… 流石、我が対となるものよ。その不満げな表情が俺を彷彿とさせる。否、同一人物だったか? 確かに話が進まぬ、簡潔に行こう。

 彼の苛々とした仕草に満足したのか、おもむろに手品など始めるそいつ。赤いハンケチが白に変わる。続けてライターで火を点けると、ハンケチは洗い立てのシャツのように真っ白な、鳩になって飛んでいった。

 続けよう。ともかく奴は同僚を食事に連れ出した。いや、食事は美味かったが奴の喋りと言えば酷いものだった。貧相な知識からでる貧相な話題と、お前の色恋なんぞ聞かせている辺り救いようがないではないか? まぁ、睨むな。同僚は面白そうに聞いていたのだから良しとせよ。問題は貴様が愚者であるということだけなのだからな。

 さて、そこからが問題だ。ほう、罪悪感を感じていると? よくも言ったものだ、同僚を安全に見送ると散々言っておいて、最後はウインドウショッピングに付き合わせた男の言うことか。そう思うなら幾ら遠慮されたとしても交通費は握らせておくべきだったな、甲斐性のない奴だ。そんな事があったらしいな。俺は内側から見ているだけだが、少しでも貴様の足りない頭を補ってやる程度の事はやっているのだから感謝せよ。平伏せ、命乞いをしろ?

 そう最後に罵声を浴びせながら、そいつは狂ったように笑った。
 何も言えなかった。確かに楽しかったとは言ってもらった、だが、奴の語った事を考えればそうかも知れない。そう思うことしか出来ない。だが…

「なら、聞かせてやろう。私が消えるであろうこの一瞬と永遠の隙間で、彼の現実と虚構を。目を開け、傾注せよ、全細胞を逆立てて私の声を脳に刻むがいい」

 黒いスーツに身を包み眼鏡を掛けた、白手袋の男が歌劇のように節を付けて語りだす。パンパンと手を叩き、自身たっぷりに微笑む彼の名を、自我と言う。


 フロイトによると、人格とは自我とその自我と正反対の事を欲求する超自我があると言う。人格とは両者の妥協点によって成立するとのこと。


2005/01/07 title = Link information更新
 そんな訳で去年の春から始まり、今年になるまで放っておかれたリンクサイトナビゲーションシステムの為に、相互リンク頂いているサイト様に次々とお邪魔した。もっとも、掲示板にはまだお邪魔していない。

 ほぼ毎日リンクサイト様にはお邪魔しているが、こうしてインフォメーション更新の為、巡回する時はやはり閲覧者を意識してしまう。このリンク先紹介と、今こんな作品がそのサイトにはありますよ? と言う同じ物書きさまではなく、ネット上で公開されている小説を楽しみに読みに来てくれた方に新たな良書を薦めるのと同じ作業。なので、当然いつもよりも腰を据えて作品を拝読することになる。

 すると、いつも思うのだが驚く。この表現は… この視点は、そんなテーマで。といつもよりも深く楽しむことができる。結局、自分が一番得をしているようで何だか嬉しいような。複雑な気分だ。

 ここ半年近く、殆どリンクサイト様にご挨拶に伺っていない。碌に作品に関する感想も送っていない。時間がないと言うのもそうかも知れないがちょっと寂しい、そして申し訳ない。

 日付は跨ぐが、これからまたリンクサイト様へお邪魔しようと思っている。
 こう書くと、一種荒らしのような… それでいて犯行予告のような。複雑な気分。


2005/01/04 title = 本を買った話
 ここしばらく、本は図書館などから借りて読むか、読まないかのどちらかだった。文字を書くサイトを運営していながらこの体たらく、もっとも去年の春からもっぱら口を動かす職業に就いているからかも知れない。
 家族が乱読家の集まりだったりするので、標準的な家庭よりは蔵書数は多いと思う。現に恩田陸の本が何気なく本棚に並んでいたのに今日気づいた。どういうことかと尋ねると、もう半年も前に買ったと言う。なるほど、言われてみれば茶を飲みながら読んだこともあったかも知れない。そんな記憶が頭をよぎった。

 そんな訳で、ここ数年は気合を入れて小説を買い込んだりは一切していない。
 しかし、最近になって何故か無性に本が読みたくなった。いわゆる活字期に入ったようである。そんな自分が昨日、本を買った。随分と久しぶりで何を買おうか迷う。つき合わされたのは ここの人 でかれこれ一時間と少し迷う私に付き合ってくれたナイスガイ(独身)である。

 悩んだ末に五冊購入した。代金にして三千円弱ほどになったような気がするが些細なことだ。そんな訳で、眠らない願いを執筆しつつ本を読むわけである。内訳は以下のとおり。

・森 博嗣 ZOKU
・川田茂雄 社長を出せ!
・村上由佳 キスまでの距離/僕らの夏/彼女の朝

 この五冊である。村上由佳の本に至ってはシリーズ「おいしいコーヒーのいれ方」となっていて面白ければ、また買い足すこととなりそうだ。もっとも乱読家である母が、私が読むより先に三冊を一日で読破してしまったようだ。 「おもしろいねー」 とのことだったのでこの後のシリーズを買わざるを得ない状況である。

 次いで 「社長を出せ!」 と言う本だが、二十年カメラメーカーでクレーム処理を行った人が書いた本で所謂苦情の種類であるとか、その傾向などがまとめられた本であった。立ち読みした時、思わず胃が悲鳴を上げそうになった挙句、錯乱しボーイズラブを三冊程買い込もうとした位衝撃的だったので買ってみた。(その時、ここの人は煽りつつも止めてくれた。多謝)
 ちなみに、この本だけは買ったその日(昨日)読破した。せずにはいられない事情がある辺りが少し悲しい。

 最後の森 博嗣の作品については完全な思いつきである。前に、 「全てがFになる」 を読んで面白いと感じた事があった。それだけが購入した動機。後は、リンクさせて頂いている ここの方 が面白いと、いつか日記で仰っているのを読んだから、と言うのもある。空いた時間は暫く仕事の知識を蓄えるより写真を撮ったり、本を読んだり、執筆して行きたいと思うので、しばらくはこんな日記が続くかも知れない。

 何はともあれ、本は買った。よく職場の同僚 (あまり親しくない) からは到底似合わない、笑顔が嘘くさい、そもそも小説を読むように (以下略) などと言われるがそんなことはどうでもいいのだ。

 ちなみに、先に挙げた 「社長を出せ!」 は自分の上司に大変好評だった。そんな矢先に… スマン上司。正直俺が悪かった。


2005/01/03 title = 新年あけましておめでとうございます
 新年あけましておめでとうございます。旧年は大変お世話になりました。至らない管理人、中々頻度の上がらない更新とあまり面白くない作品達ではありますが、今年もどうぞ宜しくお願いします。

管理人 藤 秋人 拝




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